2013年1月8日火曜日

かっコメ:大切な人を戦うことでしか守れないのか どうかのひとつの答え... - 坂本龍一から政治家のみなさんへ




本稿は、「かっコメ」という企画の一環として投稿されたものです。
かっコメ」では社説やブログ記事などに対して、海原尚宏の解釈に基づいて勝手にコメントします。


○かっコメ対象記事
大切な人を戦うことでしか守れないのか どうかのひとつの答え... - 坂本龍一から政治家のみなさんへ
(アドレス)http://skmtsocial.tumblr.com/post/37903508145
(魚拓)http://megalodon.jp/2013-0108-1819-06/skmtsocial.tumblr.com/post/37903508145
※本稿の引用は必要最低限に抑えています。全文は引用元の記事をご覧ください。


3.11以降、反原発関連でよく話題にのぼる、
著名なミュージシャンの坂本龍一氏。
海原は今回初めて、
彼の主張に関する記事を読みました。

本稿は、あくまでも対象記事の記述のみに基づいて
コメントしています。
前提となる予備知識がほぼ皆無な状態で
述べることをお許しください。

僕自身は、
(僕が見聞きした限りの)脱原発・反原発・卒原発の議論には、
否定的な立場です。
そして、伝え聞く坂本氏の論調は、
「反原発」「中国・韓国への譲歩を主張」「武装放棄」
というものであり、
好感を持てるものではありませんでした。

しかしながら、この記事を読む限りにおいては、
地政学的視点や外交を考慮した上で、
<非戦>というのは、決して座して撃たれるのを待つ、ということとは全然違うよ。
『攻められないようにする』
と主張されている点については、
思ったほど現実離れしているわけではないという印象でした。

また、「もしかしたら」という前提で述べられた、
外交とか、バランスとか、この国の政治家や官僚は、やるべきことをずっと、アメリカの軍事力の傘の下にあるっていう一点で・・・サボってきたんじゃない?
それは、国民にバレないようにしたいよね。
気づいて欲しくない、よね?
という指摘には僕も同意します。

北朝鮮による拉致の問題についても、
経済政策についても、
「今更過去のミスが認めづらい」
ということが問題解決を妨げている大きな要因の1つであると、
僕自身も考えています。

特筆すべき点を以上のように申し上げた上で、
僕が解釈した対象記事の論旨をまとめます。

・坂本氏と執筆者の平野氏はともに日本の軍拡に否定的。
・坂本氏は、「軍拡以外の手段で戦争を回避すべき」と主張。
・平野氏は「軍拡を主張している政治家も気持ちは分かるけど、もっと実際的な方法を見つけてほしい」と主張。

僕の理解が間違っていたら申し訳ないのですが、
以上の前提で僕の意見を述べます。



対象記事に対する海原の意見「対案がない

対象記事を全て読んでも、
「戦争を回避する軍拡以外の手段」
についての対案が発見できないのは、とても残念です。
(見落としていたらごめんなさい。)
これでは、
「文句は言うけど対案は出さない」
という大変無責任な主張に思えてしまいます。

対象記事のタイトルは
「大切な人を戦うことでしか守れないのかどうか」
という問いかけになっています。
読者の1人の立場で僕が期待したのは、
この問いかけに対する執筆者なりの答えでした。

ところが、
最後まで読んでも答えが書かれていないことが、
大変残念でなりませんでした。


以上です。
最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。